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    資格確認書とマイナ保険証の違いは?フリーランスエンジニアが医療機関で出すものと有効期限

    監修・編集責任者:牛尾 昭昌(株式会社LASSIC 執行役員)

    「資格確認書とマイナ保険証」を示す図です。受付/マイナ保険証/資格確認書を並べています。強調しているのは資格確認書です。登録がない人と添えています。

    📘 この記事でわかること

    • 従来の健康保険証は2025年12月1日で期限が切れたことと、受付ではマイナ保険証の有無で提示するものが分かれる点
    • マイナンバーカードに健康保険証の利用登録をするとマイナ保険証になることと、そこに使う電子証明書の有効期限が5年という点
    • 資格確認書と資格情報のお知らせは別の書類であることと、受診前にどちらを持っているかを確かめる際に見る点

    久しぶりに医療機関を受診することになり、財布から取り出した健康保険証を見ると、有効期限がすでに過ぎていました。マイナンバーカードは持っていたものの、健康保険証の利用登録をしていたかどうかは記憶になく、受付で何を提示すればよいのか迷いました。資格確認書という案内を見た覚えはありましたが、マイナ保険証との違いは分からないままでした。受付で出すのは、マイナ保険証か資格確認書です。

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    1. 従来の健康保険証の有効期限終了と、受付で出すもの

    受付で提示するものの二分

    従来の健康保険証は、2025年12月1日に有効期限を迎えました1。これより後、医療機関や薬局の窓口で何を提示するかは、マイナ保険証を持っているかどうかで分かれます。

    窓口で提示するのは、二つのうちどちらかです1。マイナ保険証を持っている人はマイナ保険証を、持っていない人は資格確認書を出します。マイナ保険証があるかどうかで提示する書類が変わる点が、これまでとの違いです。

    気づかず持参したときの対応の終了

    有効期限が切れた従来の保険証だと気づかないまま持参した場合の対応も、2026年7月31日で終了しました1。窓口で受け付けてもらえる範囲は、この日を境に変わりました。

    ここで、二つの期限がそろって過ぎたことを踏まえると、窓口に立つ前に何を持っているかを確かめる必要が出てきます。マイナ保険証か資格確認書か、まずどちらの手元にあるかが起点になります。

    受付で出すものの一覧

    医療機関や薬局の窓口で何を提示するかは、マイナ保険証の有無によって決まります1。マイナ保険証を持っている人はマイナ保険証を、持っていない人は資格確認書を、それぞれ窓口で提示します。次の表で整理します。

    手元にあるもの窓口で提示するもの
    マイナ保険証を持っている人マイナ保険証
    マイナ保険証を持っていない人資格確認書
    表1:受付で出すもの

    では、マイナ保険証そのものは何を指すのでしょうか。

    2. マイナ保険証と健康保険証の利用登録

    マイナ保険証になるカードの条件

    マイナ保険証とは、健康保険証の利用登録を済ませたマイナンバーカードのことです1。利用登録は、医療機関や薬局の受付窓口にある顔認証付きカードリーダーなどで行います1。

    冒頭で迷ったのも、まさにこの登録を済ませていたかどうかでした。マイナンバーカードを持っていることと、登録を済ませていることは、別の話です。

    カード本体と電子証明書の別々の有効期限

    ここで、マイナンバーカードそのものの有効期限を確かめます。カード本体の有効期限は10年、未成年者は5年です1。

    カードに格納されている電子証明書の有効期限は、これとは別に5年です1。マイナ保険証として使うときに注意する対象は、カード本体の期限ではなくこちらになります。

    図1:マイナ保険証になるまで
    マイナンバーカード → 健康保険証の 利用登録 → マイナ保険証 電子証明書の 有効期限:5年

    出典:厚生労働省「資格確認方法について」をもとに作成

    マイナ保険証になるかどうかは、この利用登録をしているかどうかで決まります。次に、登録をしていない人には何が届くのかを確かめます。

    3. マイナ保険証を持っていない人に届く資格確認書

    当分の間の無償・申請なしの交付

    前の節の表のとおり、窓口で何を提示するかは、マイナ保険証を持っているかどうかで分かれます。ここからは、マイナ保険証を持っていない側に交付される資格確認書について、どんな人に届くのかを確かめます。

    当分の間、マイナ保険証を持っていない人すべてに、資格確認書が無償で申請によらず交付されます2。手元で用意したり窓口で申し込んだりする書類ではなく、条件に当てはまれば届く書類という位置づけです。

    交付の対象になる人

    申請によらず資格確認書が交付される対象として挙げられているのは、まずマイナンバーカードを取得していない人と、取得しているものの健康保険証の利用登録をしていない人の二つです2。

    これに加えて、健康保険証の利用登録解除を申請した人と登録解除者、そしてマイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れた人なども、同じ並びで対象に挙げられています2。

    対象の一つに挙げた電子証明書の有効期限切れは、どう扱われるのでしょうか。

    4. 電子証明書の有効期限切れと資格確認書

    電子証明書の有効期限5年

    前の節で確かめたとおり、マイナンバーカードに格納されている電子証明書の有効期限は、5年です1。カード本体の期限とは別に定められています。

    マイナ保険証として使うときに注意を向ける対象は、カード本体の期限ではなく、この電子証明書の期限です1。ここからは、この期限切れが資格確認書の交付にどうつながるのかを確かめます。

    有効期限が切れた人の扱い

    電子証明書の有効期限が切れた人は、申請によらず資格確認書が交付される人に含まれます2。マイナンバーカードを取得していない人や、健康保険証の利用登録をしていない人と、同じ並びに挙げられている対象です2。

    マイナンバーカードそのものは取得していて、健康保険証の利用登録も済んでいたとしても、電子証明書の期限が切れていれば、この対象に当てはまります2。

    電子証明書の有効期限の更新が必要なときは、更新を案内する有効期限通知書(封書)が届きます。有効期限の3か月前から3か月後までは、医療機関・薬局でマイナ保険証を使うときに、顔認証付きカードリーダーに更新アラートが表示されます1。

    有効期限までに更新できないまま受診しても、有効期限が切れてから3か月間は、健康保険証として利用できます1。

    図2:電子証明書の有効期限が切れたとき
    マイナ保険証 → 電子証明書の 有効期限切れ → 資格確認書の 交付

    出典:厚生労働省「資格確認方法について」「資格確認書について(マイナ保険証を使わない場合の受診方法)」をもとに作成

    資格確認書が交付されたあとに気になるのは、どんな様式で、いつまで使えるかという点です。

    5. 様式と有効期限を決める保険者

    保険者ごとに異なる様式と有効期限

    資格確認書は、様式や発行形態が保険者によって異なります2。有効期限も同じで、5年以内の期間を保険者が設定します2。

    様式と有効期限の一覧

    保険者が決める様式と有効期限を、次の表で確かめます。

    保険者が決めること内容
    様式・発行形態保険者によって異なります
    有効期限5年以内で保険者が設定します
    表2:資格確認書で保険者が決めること

    交付や疑問点の確認先となる医療保険者

    資格確認書の交付等に関する事項は、加入している医療保険者からの情報を確認します2。

    不明点が出てきたときも、問い合わせる先は同じ保険者です2。

    では、資格情報のお知らせとはどこが違うのでしょうか。

    6. 単体では受診に使えない資格情報のお知らせ

    医療保険にはマイナ保険証や資格確認書とは別に、資格情報のお知らせという書類もあります。交付される相手も、受診での使い方も、資格確認書とは異なります。

    資格情報のお知らせが届く人

    資格情報のお知らせは、マイナ保険証を持っている人に、申請によらず交付される書類です1。資格確認書はマイナ保険証を持っていない人に交付されるので2、二つは交付される相手が逆になります。

    資格情報のお知らせは、単体では受診できません1。何らかの事情で資格確認を行えなかったときに、マイナンバーカードとセットで提示します1。

    資格情報のお知らせは、データでの提示は無効で、紙に印字したお知らせを提示します1。資格確認を行えなかったときは、マイナンバーカードとマイナポータルの資格情報画面(ダウンロードしたPDFファイルも可)をセットで提示する方法もあります1。

    初診の医療機関・薬局で資格確認ができず、マイナポータルの画面も資格情報のお知らせも手元にないときは、被保険者資格申立書を記入します1。

    図3:資格確認書と資格情報のお知らせの違い
    資格確認書 マイナ保険証を 持っていない人に 無償で交付 受付で提示 資格情報の お知らせ マイナ保険証を 持っている人に 単体では 受診不可

    出典:厚生労働省「資格確認方法について」「資格確認書について(マイナ保険証を使わない場合の受診方法)」をもとに作成

    対象の人に無償で届く資格確認書

    資格確認書は、当分の間、マイナ保険証を持っていない人すべてに、無償で交付されます2。受付で提示するのも、この資格確認書です1。

    次は、受診の前に確かめる点を三つにまとめます。

    7. 受診前に確かめる3つ

    窓口で出すものはマイナ保険証の有無で分かれ、資格確認書と資格情報のお知らせは別の書類です。受診の前に確かめる点は三つです。

    手元にある書類の確認

    一つ目は、手元にあるのがマイナ保険証か資格確認書かという点です1。窓口では、マイナ保険証を持っている人はマイナ保険証を、持っていない人は資格確認書を提示します1。

    どちらを持っているかによって、次に確かめる有効期限の見る場所も変わります。

    書類の種類ごとの有効期限の見る場所

    二つ目は、マイナ保険証を持っている場合の有効期限です。見る対象は、マイナンバーカード本体の期限ではなく、カードに格納されている電子証明書の期限で、5年と定められています1。電子証明書の有効期限は、マイナンバーカードの券面に記載されています。記載がないときは、マイナポータルで確かめられます1。

    三つ目は、資格確認書を持っている場合の有効期限です。5年以内の期間で、様式や発行形態とあわせて、加入している保険者が設定しています2。

    様式や有効期限の詳しい内容に疑問が出たときは、加入している医療保険者に確かめます2。

    ここで、三つの点を表に整理します。

    確かめること内容
    手元にある書類マイナ保険証か資格確認書かを確かめます
    マイナ保険証の有効期限電子証明書の有効期限は5年です
    資格確認書の有効期限5年以内で、加入している保険者が設定します
    表3:確かめること
    図4:確かめる順番
    手元にあるのは、 マイナ保険証か資格確認書か ↓ ↓ マイナ保険証 資格確認書 ↓ ↓ 電子証明書の 有効期限は5年 有効期限は 5年以内で設定

    出典:厚生労働省「資格確認方法について」「資格確認書について(マイナ保険証を使わない場合の受診方法)」をもとに作成

    冒頭の場面に立ち返ります。財布の中の保険証の期限が切れていた、あの場面です。

    受付で出すのは、マイナ保険証か資格確認書です1。どちらを持っているかと、その有効期限を受診の前に確かめます。

    8. よくある質問

    マイナ保険証の利用登録は、医療機関の窓口でできますか

    できます。医療機関や薬局の受付窓口に設置されている顔認証付きカードリーダーなどで行えます1。

    電子証明書の更新が間に合わないまま、受診できますか

    有効期限が切れてから3か月間は、健康保険証として利用できます1。有効期限の3か月前から3か月後までは、顔認証付きカードリーダーに更新アラートが表示されます1。

    資格情報のお知らせは、データで提示できますか

    提示できません。データを用いた提示は無効で、紙に印字したものを提示します1。

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    出典・参考情報

    *1 厚生労働省「資格確認方法について」(2026年・2026年10月確認)
    *2 厚生労働省「資格確認書について(マイナ保険証を使わない場合の受診方法)」(2026年・2026年10月確認)